JR新山口駅に誕生したパトリック・ブランの「垂直の庭」
2015年10月3日、山口市が取り組む新山口駅ターミナルパーク整備事業の一環として、JR新山口駅の南北を結ぶ通路に、植物学者でありアーティストとして世界的に知られるパトリック・ブランの《垂直の庭》が設置された。1953年パリ生まれのブランは、1994年のショウモン=スール=ロワールの美術館で開催された展覧会で発表した植物の壁が注目を集め、以降、世界各地で200以上の垂直庭園プロジェクトを手がけている。本作品では、ブランが自ら選び、多くのボランティアによって山口県内で採取された140種もの植物を、約2年かけて地元園芸関係者の圃場で育て、ひと株ずつ植栽。独自の灌漑システムによって持続可能な展示が実現されている。
写真提供:山口市
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