Suzi Gablik
1984
2022年5月に87歳で亡くなった美術評論家スージー・ガブリクの1984年の著作。後期資本主義(当時はまだネオリベラリズムという用語は一般的ではなかった)にどっぷりつかったニューヨークのアートシーンは、企業経営のテクニッ […]
橋本誠 影山裕樹(編著)
2021
「アートプロジェクト」というと、ある地域で一定期間(主に自治体主導で、地域の経済的・文化的振興を目的として)多拠点同時並行で開催される芸術祭をイメージする人が大半ではないだろうか。2000年代になって雨後の筍のように増え […]
Laura Raicovich
2021
ローラ・ライコヴィッチは、、アクティビスト・キュレーター、批評家、ソーシャリー・エンゲイジド・アートの唱道者として知られ、2018.2.26のブログで紹介したように、ニューヨークのクイーンズ美術館の館長を務める中で、理事 […]
Micaela Martegani, Jeff Kasper and Emma Drew(編)
2020
More Artは、2004年にニューヨークで誕生した「ソーシャリー・エンゲイジド・パブリック・アート」を支援するNPOである。本書は、設立15年の節目に、これまでの活動を振り返り、これからを展望する一冊だ。Creati […]
Karen van den Berg, Cara Jordan, Philipp Kleinmichel(編)
2019
1990年代以降、現代アートの一つの潮流となったソーシャリー・エンゲイジド・アート(=ソーシャル・プラクティス)は、ヨーゼフ・ボイスの「社会彫刻」に影響を受けているとよく言われる。本書は、ボイスが主に米国のアートシーンで […]
Corina L. Apostol and Nato Thompson(編)
2019
過去40年以上にわたって、都市の公共空間を舞台に、アーティストの挑戦的な創造活動をプロデュースしてきたニューヨークのNPO、クリエイティブ・タイムは、 “アートと政治の交差点で活動する思想家、夢想家、実践者のための年に一 […]
Jonas Staal
2019
プロパガンダとは、特定の思想によって個人や集団に影響を与え、その行動を意図した方向へ仕向けようとする宣伝活動の総称である。特に、政治的意図を持った宣伝活動をさすことが多く、旧ソ連の共産主義プロパガンダやナチス・ドイツのプ […]
Ryan N. Dennis(PRHキュレーター/プログラムディレクター)(編)
2018
プロジェクト・ロウ・ハウス(PRH)は、7人のアーティスト(※1)が中心となって始めたコミュニティ再生プロジェクトであり、運営するNPOの名称でもある。1993年、アフリカ系アメリカ人が主に住むテキサス州ヒューストンの貧 […]
山本浩貴
2019
タイトルを見ると、現代美術もすでに歴史の枠組みの中で語られるようになったのかと思う。本書は、「現代美術(コンテンポラリー・アート)」(第2次世界大戦後の美術)が、変化する社会や人々との新しい、多様な関わりを通して概念を拡 […]
椿玲子(森美術館キュレーター)、石谷治寛(京都市立芸術大学芸術資源研究センター研究員)他(編)
2019
本サイトの参考文献『社会の芸術/芸術という社会』の紹介ページに、“竹田恵子による「ソーシャリー・エンゲイジド・アートとしての90年代京都における社会/芸術運動と『S/N』」と題するエッセイは、ダムタイプのメンバーだった古 […]
Kareem Estefan,Carin Kuoni,Laura Raicovich(編)
2017
あいちトリエンナーレ2019で「表現の不自由展・その後」が中止になったことに抗議して、トリエンナーレ参加アーティストの14人/組が自らの展示を中止したことは記憶に新しい。「ボイコット」とは、団結して特定の相手を排斥したり […]
Robert R. Janes, Richard Sandell(編)
2019
「世界のミュージアム・コミュニティは、まどろみから目覚めようとしている眠れる巨人だ(そういうものがあるとすればだが)」という挑発的なイントロダクションから始まるアンソロジー。“ミュージアムの中立性”はもはや神話であり、不 […]