クリエイティブ・タイム・サミット2016のテーマは「Occupy the Future」
ニューヨークのNPOクリエイティブ・タイムの主催で、2009年から毎年秋に開催されている「クリエイティブ・タイム・サミット」。“アートと政治の交差点を探求するリーディング・コンファレンス”と主催者が自負するように、毎回、この分野をリードする何十人ものアーティスト、アクティビスト、キュレーター、ジャーナリスト、理論家たちがTEDスタイルで、実践経験や戦略、思想をプレゼンテーションする。
今年は10月14日から16日まで、11月の大統領選挙を目前に、ワシントンDCで行われる。テーマは「Occupy the Future(未来を占拠せよ)」。アラブの春からブラック・ライブズ・マターまで、世界中で直接行動による社会運動が政治状況を揺るがすなか、市民主導の戦略や草の根運動のためのプラットフォームを提供するという。
基調講演者には、ブラック・ライブズ・マターの創始者の一人、アリシア・ガルザ、世界的キュレーター、ハンス・ウルリッヒ・オブリスト、『Listen, Liberal: Or, What Ever Happened to the Party of the People?』の著者、トーマス・フランク、ジェンダークィアのパフォーマンス・アーティスト、バジナル・デイビスらが予定されている。その他登壇者のリストには、《ピストルをシャベルに》のペドロ・レイエス、エコロジー・アートの先駆者、ニュートン・ハリソン、ゲリラ・パフォーマンスでテート美術館に抗議するリベレート・テート、Agitprop!展の第3ラウンドに登場したアクティビスト・アーティスト、アンドレア・バウワーなどの名が…。詳細は、クリエイティブ・タイムのウェブサイトを参照。
(秋葉美知子)
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