ア・ブレイド・オブ・グラスの2017年度助成アーティスト決定

ニューヨークのNPO、ア・ブレイド・オブ・グラスによるソーシャリー・エンゲイジド・アートに特化した助成プログラム「ABOG Fellows for Socially Engaged Art」の2017年度の授与者が発表された。2014年に始まったプログラムだが、今年度は過去最高の534件の応募があったという。この助成金は以下の要件が求められており、米国におけるSEAがどのように捉えられているかを知るよい手がかりになる。

①アートがソーシャル・チェンジの触媒となるプロジェクト
②アーティストがリーダーシップをとるプロジェクト
③コミュニティとの持続的なパートナーシップを重視する、対話に基づくプロジェクト
④アーティストとコミュニティ・メンバーが対等のパートナーとして関わるプロジェクト
⑤プロセスの中に、非アーティストとの共同制作が含まれる
⑥プロダクトよりプロセスを評価する:関係性の構築と問題解決が主要な目標であること

(秋葉美知子)