オープン・エンゲイジメントのFacebookは勉強になる
米国の「Open Engagement(OE)」は、アーティスト主導のソーシャリー・エンゲイジド・アートに特化したコンファレンスで、2007年にスタートして以来、多様なジャンルのアーティスト、アクティビスト、研究者、学生、コミュニティ・メンバーなどが集い、さまざまな社会問題を共有、議論している。2018年のコンファレンスは、5月11日から13日まで、ニューヨークのクイーンズ美術館で、批評家のルーシー・リパード、アーティストのメル・チンを基調講演者に迎えて開催された。
2019年のOEは「調査年間」として、この分野の必要性について見直し、再評価をするという。その一環として、OEが2013年の会議参加者から集めた「100の質問」のなかから1問を選び、毎週水曜日にOEのFacebookページで紹介している。7月18日に選ばれた1問は「How can we create work that is meaningful and useful?(意味深く、役に立つ作品を私たちはいかに創造できるか?)」。
また、毎週月曜日には、OEの創立者でディレクターのジェン・デロス・レイエスが選んだSEA関連書籍を1冊ずつ紹介している。7月16日に選ばれていたのは、ダレン・オドネル(ママリアン・ダイビング・リフレックス)の著書『Social Acupuncture』だった。
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2018.7.21 (秋葉美知子)
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