英国アーツカウンシルによるクオリティ数値評価が、ようやく来年4月からスタート
以前の投稿で、数値評価が大好きな英国のアーツカウンシル(ACE)は、補助金を支給しているNational Portfolio Organisations(NPOs)と呼ばれる芸術団体のうち、年間支給額25万ポンド(約3,700万円)以上のメジャーな団体(256団体)に対し、その団体が行う演劇や音楽の公演や美術展などの個々のプロダクションについて、共通のコンピュータ・ソフトを使ったクオリティ評価を義務化する方針を打ち出していることを書いた。その事業の実施にあたり、請負業者の入札が難航していたが、ようやく、来年4月からスタートする準備が整ったようだ。予想通り、パイロット事業を手掛けたCounting What Counts社が落札し、これまでQuality Metricsと呼ばれていた評価手法は、新しくImpact and Insight Toolkitという名称に変わって、9月に詳細が公表されるという。
2018.7.17(秋葉美知子)
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