Mapping the Terrain: New Genre Public Art
1970年代からアーティスト、アクティビスト、教育者として活動してきたスザンヌ・レイシーは、パブリック・アートの新しい概念を提示し、1990年代初めに「ニュージャンル・パブリック・アート」という言葉を造語した。レイシーによれば、ニュージャンル・パブリック・アートとは、「伝統的表現手段だけでなく非伝統的表現手段も使って、幅広く多様なオーディエンスに対し、その生活に直接関わる問題について互いに影響し合うビジュアル・アート」で、今で言うソーシャリー・エンゲイジド・アートと重なっている。レイシーの他、アラン・カプロー、スージー・ガブリク、ルーシー・リパード、ギレルモ・ゴメス=ペーニャ、メアリー・ジェイン・ジェイコブらが寄稿。後半は約100ページにわたって当時の実践者84人(組)が紹介されており、このリストは歴史的に非常に参考になる。
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