What We Want Is Free: Critical Exchanges in Recent Art (Second Edition)
編著者のテッド・パーヴスは、カリフォルニア芸術大学(CalArts)で「ソーシャル・プラクティス」コースを創設・指導し、贈与経済や交換システムに関心を持つ。本書は同名書籍の改定版(初版は2005年)で、サブタイトルを、初版の“近年のアートにおける寛容と交換”から、“近年のアートにおけるクリティカルな交換”に改めている(criticalには、「批評的」という意味とともに「危機に際して不可欠な」という意味も含む)。公的・民間組織を巻き込んだ大規模プロジェクトからDIY的なパフォーマンスまで、exchangeという視点で調査・選定した多数の事例や、実践者によるエッセイが掲載されている。
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