『SEAラウンドトーク』Vol.2~ ポスト・スノーデン時代の映像表現(10/27)[ゲスト:山田健二] ※終了しました

アーティストは今、ソーシャリー・エンゲイジド・アートをいかに捉えているのか? アート&ソサイエティ研究センターの主催で、一線で活躍するアーティストによるトーク&ディスカッション・シリーズ『SEAラウンドトーク』を開催します。

 

『SEAラウンドトーク』Vol.2~ ポスト・スノーデン時代の映像表現~

2013年6月に、元CIA及びNSA(アメリカ国家安全保障局)職員のエドワード・スノーデンが香港から複数メディアを通じて暴露したNSAをはじめとする世界の大量監視の実態は、国家や政府系組織と市民の間に更なる不信感を与える一方で、社会の中に様々な通信機器を通した「監視されること」に抗する為の表現を生み出し変容させてきました。美術家の山田健二さんは、はあらゆる国や地域で国家の侵略や統治にまつわる歴史的遺構を市民と共に占拠し、そこに設置された監視カメラの模擬的なハッキングや実質的なプレイス・ハッキングを通して、権力構造に向けられた表現の開発拠点を作り出す活動を継続しています。今回は別府、ロンドン、上海、三沢での活動を紹介していただき、皆さんとの議論の中で現代の生き方としての映像表現について考えます。

【開催概要】

日 時 2017年10月27日[金]18:30–20:30
会 場 TKP上野御徒町ビジネスセンター ミーティングルーム9C (https://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/bc-ueno-okachimachi/access/
定 員 15名(先着順)
参加費 500円(コーヒー/資料代込)

【ゲストプロフィール】

山田 健二|Kenji Yamada [美術家、東京藝術大学 専門研究員]
1983年東京生まれ。2008年に東京藝術大学先端芸術表現科を卒業後、国内外の様々な滞在制作プログラムに参加しながら、戦闘解除された土地、侵略/越境に関わる民俗的/歴史的遺構を市民と共に占拠する活動や、あらゆる視点から誤用する活動を通して時間や権力に対するより逆説的な表現の開発拠点を作り上げている。ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校卓越講師、東京藝術大学 卓越助教を歴任し現在東京藝術大学専門研究員。美術家として越後妻有アートトリエンナーレ(2009)や上海プロジェクト(2016)への国際展や美術館を拠点とした滞在制作のプログラムへの参加を通して、その社会に偏在する歴史と現代の間に起こる齟齬への表現としてのオルタナティブの実践や、他地域へ分配してゆく活動を行っている。

【お申込み】

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