2月18日~3月5日「ソーシャリー・エンゲイジド・アート展:社会を動かすアートの新潮流」開催
アート&ソサイエティ研究センターの主催で、日本で初めての本格的なSEAの展覧会を開催します。
会期:2017年2月18日(土)〜3月5日(日)
会場:アーツ千代田3331
時間:11:00〜20:00 (最終入場19:00)
休館日:なし
観覧料:一般1000円/大学生以下500円(要学生証)
近年、アートの新しい潮流として注目されている「ソーシャリー・エンゲイジド・アート(SEA)」は、現実社会に積極的に関わり、人びととの対話や協働のプロセスを通じて、何らかの社会変革(ソーシャル・チェンジ)をもたらそうとするアーティストの活動の総称です。本展では、とくに3・11以降顕著となった、社会への関わりを強く意識した日本人アーティストの活動に注目し、アイ・ウェイウェイ、ペドロ・レイエス、パーク・フィクションなど海外の代表的な作家やプロジェクトとともに紹介。東京を舞台に5つのプロジェクトも実施します。日本で初めての本格的なSEAの展覧会としてご期待ください。
アーティスト[プロジェクト・イン・Tokyo]
- ペドロ・レイエス《銃をシャベルに》2008年に始まった本プロジェクトは、発砲事件の絶えないメキシコの町で銃を回収し、鋳物工場でシャベルに加工して木を植え、展示する。本展では、港区笄小学校の4年生が1/2成人式で校庭に木を植える。
- ママリアン・ダイビング・リフレックス/ ダレン・オドネル《子どもたちによるヘアカット》子どもたちがプロの美容師から講習を受け、美容室で大人の客に無料のヘアカットを行う。大人と子どもの力関係を逆転させ、子どもの能力を見直すきっかけを提供する。東京では、足立区の「東京未来大学こどもみらい園、みらいフリースクール」で学ぶ子どもたちを中心に、東京ビューティーアート専門学校で研修を受けた子どもたちが、ヘアカットに挑戦。
- 西尾美也《Self Select: Migrants in Tokyo》東京で暮らす海外からの移住者が、見ず知らずの通行人と衣服を交換する様子を映像に収めた後、展覧会場で自分の「服」を製作する。〈移住者〉と〈わたしたち〉の境界、ひいては〈移民〉について問いを投げかける。
- 明日少女隊《Believe -わたしは知ってる-》2017年1月から国会で審議される刑法(性犯罪)の改正に向けたプロジェクト。紙製マスクに一般の人々から性暴力反対のメッセージを集め、そのマスクを装着して国会前などでパフォーマンスを行う。
- ミリメーター《URBANING UNIV.》都市を「私の場所」にする実践者の養成を目指した1泊2日のラーニング・プログラム。議論や体験カリキュラムを通して誰もが参加できる小さな都市計画の方法を探り、そこから〈都市空間〉と〈私〉の関わりを考える。詳しくは、URBANING_Uウェブサイトをご覧ください。
アーティスト[会場にて展示]
- アイ・ウェイウェイ
- スザンヌ・レイシー
- フィフス・シーズン
- パーク・フィクション/マルギット・ツェンキ/クリストフ・シェーファー
- プロジェクト・ロウ・ハウス
- 高川和也
- 丹羽良徳
- 藤元明
- 山田健二
- 若木くるみ
【本展レクチャー・シリーズ[参加アーティストによる連続トーク]】会場:アーツ千代田3331
- 2月18日(土)14:00〜16:00 ペドロ・レイエス「アートと武装解除:《銃をシャベルに》の背景」 1F メインギャラリーB 料金:無料(先着20名)
- 2月19日(日)14:00〜16:00 パーク・フィクション + 藤元明 + 笠置秀紀(ミリメーター)「都市=わたしたちの場所」 1F メインギャラリーB 料金: 500円(展示鑑賞チケット代別)先着50名
- 2月24日(金)19:00〜21:00 ダレン・オドネル(ママリアン・ダイビング・リフレックス)「MDRの参加型パフォーマンスは、”社会の鍼治療”」 1F コミュニティスペース 料金: 500円(展示鑑賞チケット代別)先着50名
- 3月2 日 (木)19:00〜21:00 フィフス・シーズン
【関連イベント】
2月20日(月)19:00~21:00
ローカルな人々の知恵 「下からの」都市計画
マルギット・ツェンキ&クリストフ・シェーファー(パーク・フィクション)+佐藤慎也
会場:東京ドイツ文化センター 1階ホール
2月22日(水)19:00〜21:00
「ヒストリオグラファーとしてのアーティスト? : 記憶、忘却、物語」
モデレーター:崔 敬華
登壇アーティスト:藤井 光、山田 健二、山本 浩貴、横谷奈歩
会場:アーツ千代田3331 メインギャラリー
主催:nap gallery
2月26日(日)13:00~17:00
「ビリーブ・トーク&マーチ」明日少女隊、ちゃぶ台返し女子アクション、怒れる女子会
会場:アーツ千代田3331 B105室
2月26日(日)17:30~19:00
ギャラリートーク&セッション「アイ・ウェイウェイの新作《ライフジャケットの輪》とその背景」
講師:片岡真実(森美術館チーフキュレイター)
インタビュア:村尾信尚(NEWS ZEROメーンキャスター、関西学院大学教授)
会場:アーツ千代田3331 コミュニティスペース
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