英国アーツカウンシルによるアート・クオリティ数値評価導入が失速しているわけは?

昨年10月22日の投稿で、英国アーツカウンシル(ACE)は、年額25万ポンド(約3,600万円)以上の補助金を支給しているメジャーな芸術文化団体(National Portfolio OrganisationsとMajo […]

アートコレクターが所有作品を売却して社会正義のためのアートを支援する基金を設立

前回の投稿で、ロバート・ラウシェンバーグ財団が、米国で深刻な「大量投獄問題 mass incarceration」に取り組むアーティストに助成していることを紹介したが、またひとつ、この問題にフォーカスする助成基金が誕生し […]

アクティビスト・アーティストを支援するロバート・ラウシェンバーグ財団

米国にはSEAのアーティストやプロジェクトを支援する民間の助成プログラムがいくつもある。ロバート・ラウシェンバーグ財団の「アーティスト・アズ・アクティビスト」もその一つだ。 ラウシェンバーグ(1925-2008)といえば […]

ロンドン市長が32の特別区対象に文化イベントのコンペを立ち上げ

「文化はロンドンのDNA」と言うロンドンのサディク・カーン市長は、欧州文化都市や英国文化都市事業にインスパイアされ、「ロンドン文化特別区」という名の企画コンペを実施することを発表した。ロンドンの32の特別区を対象として、 […]

SEAの芸術的なエクセレンスをどうとらえるか

ソーシャリー・エンゲイジド・アート(SEA)では、プロジェクトの社会的な意図が優先され、アートとしてのエクセレンスは二次的なものになりがちだという議論がある。一方、アートとしての特質を評価する場合、既存のアートワールドの […]

アメリカ人のアートに関する意識調査

全米のローカル・アーツ・エージェンシーやアートNPOなどをネットワークし、アート・アドボカシー活動やカンファレンス、調査研究、各種サポート事業を行っているAmericans for the Artsが、市場調査会社イプソ […]

米国の軍人家族のための「ブルー・スター・ミュージアム」事業

米国の5月の最終月曜日は「メモリアル・デー」といって、兵役中に亡くなった全ての米国人将兵を追悼する祝日。この日から9月の第一月曜日の「レイバー・デー」まで、現役軍人とその家族は、全米約2,000の美術館、博物館、植物園な […]

『美術手帖』5月号に掲載されたSEA展のレビューを問う

4月17日発売の『美術手帖』5月号に、アート&ソサイエティ研究センターが主催したソーシャリー・エンケーゲイジド・アート展のレビューが掲載されました。しかし、その論拠や編集手続きについて、大いに疑問を感じるものでし […]

Culture as Weapon:The Art of Influence in Everyday Life

『Seeing Power』に続く、Creative Timeのアーティスティック・ディレクター、ナトー・トンプソンよる最新著作。「武器としての文化」というタイトルからは、芸術文化の力を使って、既存の権力や制度に対抗する […]