震災とアート:あのとき芸術に何ができたのか
社会のために、わたしに何ができるだろう? あらゆる人が、「私」と「社会」の関係を考える端緒となった東日本大震災。著者は美術評論家として、復興支援活動や、被災地でプロジェクトを行うアーティスト、アート関係者を通じて、震災や原発、社会をめぐるアートの動きを2年にわたって取材した。 そのなかで出会った人々、作品、土地を通して見えてきたのは、変わりつつある社会と、新しい表現の萌芽だったという。本書は、震災半年後より『BIOCITY』に連載された「震災とアート」全6回に「補遺」編を加筆したものに加え、震災から2年間の美術界の動きとして、文化財の被災状況や復興活動、中止・延期された展覧会、アート支援プロジェクトを一覧にした資料編を収録している。
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