ソーシャリー・エンゲイジド・アート入門:アートが社会と深く関わるための10のポイント
アーティストであり、ニューヨークMoMAの教育課でアダルト&アカデミック・プログラムのディレクターを務めるパブロ・エルゲラの著書『Education for Socially Engaged Art~A Materials and Techniques Handbook』の日本語訳。SEAの実践者や大学などで学ぶ人たちを主な対象としたコンパクトな手引き書である。アーティストが社会と深く関わろうとするとき、美術史はもちろん、教育学、社会学、言語学、エスノグラフィーなど、さまざまな分野の知見を活用しながら、コミュニティを構築し、プロジェクトを組み立てていくことが必要だと、著者は強調する。SEAの実践を望ましい結果につなげるため手法について、「コミュニティ」「会話」「コラボレーション」「敵対関係」「ドキュメンテーション」などの10のポイントを通じて、理論と実例を交えながら、有益な指針や心得を示してくれる。
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