参考文献

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肉体のアナーキズム:1960年代・日本美術におけるパフォーマンスの地下水脈

黒ダライ児
2010

「SEAにはパフォーマンスがしっかり埋め込まれている。それは、SEAがパフォーマンス的であるだけでなく、SEAがパフォーマンス・アートの歴史に由来するコンセプチュアルな構造や戦略を借用しているからである」と、パブロ・エル […]

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アートという戦場:ソーシャルアート入門

プラクティカ・ネットワーク(編)
2005

「ソーシャルアート」を、「作品づくりと並走しながら大衆(オーディエンス)を巻きこんでいくダイナミックな社会づくり」と定義し、SEAにつながる考え方を日本に紹介した先駆的なアンソロジー。「社会デザイン」「脱美術館・脱学校化 […]

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Community, Culture and Globalization

Don Adams and Arlene Goldbard (編)
2002

ロックフェラー財団のクリエイティビティ&カルチャー・プログラムの支援で2001年にイタリアで開催された「コミュニティ、文化、グローバリゼーション会議」に参加したコミュニティ・アーティストやセオリストのエッセイやイ […]

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Artificial Hells: Participatory Art and the Politics of Spectatorship

Claire Bishop
2012

美術史家クレア・ビショップは、ブリオーの“関係性の美学”を批判し、パーティシパトリー・アート(多くの人々を巻き込むことで構成されるアート)が、美学的“クオリティ”を放棄し、“プロセス”を重視しすぎていることを問題視する。 […]

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Relational Aesthetics(English)

Nicolas Bourriaud
1998

フランス人キュレーターのニコラ・ブリオーが、1998年にフランス語で刊行した著作の英語版。「リレーショナル・エステティクス(関係性の美学)」という言葉が美術界を席巻するきっかけになった一冊である。およそ美術展とは思えない […]

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The Citizen Artist: 20 Years of Art in the Public Arena: An Anthology from High Performance Magazine 1978-1998

Linda Frye Burnham and Steven Durland(編)
1998

『ハイ・パフォーマンス』は、つかの間の出来事として消えてしまうパフォーマンス・アートを記録するために、熱心な一オーディエンスだったリンダ・バーナムが1978年にLAで創刊した季刊誌である。しかし、次第にアーティストがコミ […]

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Art in Other Places: Artists at Work in America’s Community and Social Institutions

William Cleveland
2000(1992)

刑務所、少年院、病院、精神療養施設、老人ホーム、路上など、non-conventionalな場で、問題を抱える人々やコミュニティの変革のために活動するアーティストたちを集めて、1986年に「Art in Other Pl […]

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Local Acts: Community-Based Performance in the United States

Jan Cohen-Cruz
2005

コミュニティ・ベイスト・パフォーマンスは現在のSEAの典型的な形態である。1970年代からこの分野を開拓してきたベテラン・アーティストたち(スザンヌ・レイシー、ダドリー・コック、ジョン・オニール、リズ・ラーマン等)を取り […]

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Evictions: Art and Spatial Politics

Rosalyn Deutsche
1996

evictionとは「立ち退き」の意味。美術史家ロザリン・ドイチェは、1980年代のニューヨークの都市空間のケーススタディから、都市と美学、空間と文化の関係を論じる。クシシュトフ・ヴォディチコ.の《ホームレス・プロジェク […]

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Memorial Mania: Public Feeling in America

Erika Doss
2010

ここ数十年、米国では雨後の竹の子のようにメモリアルの設置が増えているという。メモリアルとは、人物や出来事を記念したり哀悼したりする記念像・記念碑だけでなく、悲劇の現場に自然発生的に捧げられる花や供物なども含み、その設置の […]

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But is It Art?: The Spirit of Art as Activism

Nina Felshin (編)
1994

米国におけるSEAの先駆と言える1980年代から90年代初めにかけてのアクティビスト・アートを考察するアンソロジー。本書ではソーシャル・チェンジを目指すアーティストたちの活動を“new activist cultural […]

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What We Made: Conversations on Art and Social Cooperation

Tom Finkelpearl
2013

ニューヨーク市の文化局長トム・フィンケルパールは、1990年代に同市のパーセント・フォー・アート事業のディレクターを務めた経歴を持ち、パブリック・アートの批評家としても知られている。本書は、アーティストやその協働者へのイ […]