『SEAラウンドトーク』Vol.6~道を拓く(2/23)[ゲスト:卯城 竜太(Chim↑Pom)] ※終了しました

アーティストは今、ソーシャリー・エンゲイジド・アートをいかに捉えているのか? アート&ソサイエティ研究センターの主催で、一線で活躍するアーティストによるトーク&ディスカッション・シリーズ『SEAラウンドトーク』を開催します。

第6回は、2005年に結成されたアーティスト・コレクティブChim↑Pomの卯城竜太(うしろりゅうた)さんをゲストに迎えます。Chim↑Pomは、渋谷センター街で捕獲したネズミをピカチュウそっくりの剥製にした「スーパーラット」でデビューして以来、つねに現代という「状況」に反応し、独創的な手法で介入するプロジェクトを国内、海外で展開しています。最新作は「道」。国立台湾美術館で開催中のアジアン・アート・ビエンナーレ2017(2018/2/25まで)の出品作として、美術館の外の公道から館内に至る長さ200mのアスファルト道をインスタレーションしました。公道も国立美術館も公共の場ですが、それぞれに異なるルールがあります。Chim↑Pomの道は、公道とも国立美術館とも違う新たなパブリックスペースとして独自のレギュレーションを設定。それによって路上はさまざまなことが可能な場となり、パフォーマンスやプロテストやDJ、グラフィティなどが繰り広げられました。今回、卯城さんにはこのプロジェクトを中心に語っていただき、「道」をめぐって「パブリック」の意味を問い直します。

【開催概要】

日 時 2018年2月23日[金]  19:00–21:00
会 場 BMT上野・御徒町貸会議室 東京都台東区上野3-7-3 SDビル5階

(前回と会場が異なりますのでご確認の上、ご来場ください)
定 員 20名(先着順)
参加費 800円(コーヒー/資料代込)

【ゲストプロフィール】

Chim↑Pom
卯城竜太・林靖高・エリイ・岡田将孝・稲岡求・水野俊紀が、2005年に東京で結成したアーティスト集団。時代のリアルを追究し、現代社会に全力で介入したメッセージの強い作品を次々と発表。世界中の展覧会に参加するだけでなく、自らもさまざまなプロジェクトを展開する。2015年アーティストランスペース「Garter」を東京にオープンし、同時代のさまざまな表現者たちの展覧会もキュレーションしている。また、東京電力福島第一原発事故による帰還困難区域内で、封鎖が解除されるまで「観に行くことができない」国際展「Don’t Follow the Wind」の発案とたちあげを行い、作家としても参加、同展は2015年3月11日にスタートした。以来、最近はさまざまな「ボーダー」をテーマにしたプロジェクトも展開しており、2017 年には、メキシコと アメリカの国境沿いで制作したプロジェクト「The other side」を発表。2015年、Prudential Eye AwardsでEmerging Artist of the Yearおよびデジタル・ビデオ部門の最優秀賞を受賞。
Chim↑Pom:http://chimpom.jp/

【お申込み】

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