米国におけるアーティストと地方自治体のパートナーシップ

日本では、芸術祭やアーティスト・イン・レジデンスなど地方自治体がアートを活用するプロジェクトは数多いが、文化芸術に対する公的支援が少ない米国でも、創造的プロセスを用いてコミュニティの空間や制度を再考・改善するために、近年 […]

Propaganda Art in 21st Century

プロパガンダとは、特定の思想によって個人や集団に影響を与え、その行動を意図した方向へ仕向けようとする宣伝活動の総称である。特に、政治的意図を持った宣伝活動をさすことが多く、旧ソ連の共産主義プロパガンダやナチス・ドイツのプ […]

Collective Creative Actions: Project Row Houses at 25

プロジェクト・ロウ・ハウス(PRH)は、7人のアーティスト(※1)が中心となって始めたコミュニティ再生プロジェクトであり、運営するNPOの名称でもある。1993年、アフリカ系アメリカ人が主に住むテキサス州ヒューストンの貧 […]

SEA専門マガジン『ア・ブレイド・オブ・グラス』日本語版第2号を発刊しました

『ア・ブレイド・オブ・グラス』は、ソーシャリー・エンゲイジド・アート(SEA)に取り組む米国のアーティストに対し、プロジェクト資金の助成と活動支援を行っている非営利芸術団体「A Blade of Grass (ABOG) […]

SEA専門マガジン『ア・ブレイド・オブ・グラス』日本語版第2号発刊

スキンヘッドの警官が真ん中に立つ、ちょっとドキリとするような表紙の第2号。これは、馬を仲介としたワークショップを通じて、コネチカット州ハートフォードの警官や学校警備員と若者との信頼を築く、メラニー・クリーンのプロジェクト […]

スザンヌ・レイシー「We Are Here」に見る回顧展のつくり方

米国ロサンゼルスを拠点とするアーティスト、スザンヌ・レイシーの回顧展「We Are Here」が、2019年4月20日から8月4日まで、サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)とその向かいに立地するイエルバ・ブエナ芸術 […]

現代美術史:欧米、日本、トランスナショナル

タイトルを見ると、現代美術もすでに歴史の枠組みの中で語られるようになったのかと思う。本書は、「現代美術(コンテンポラリー・アート)」(第2次世界大戦後の美術)が、変化する社会や人々との新しい、多様な関わりを通して概念を拡 […]

MAMリサーチ006:クロニクル京都1990s ―ダイアモンズ・アー・フォーエバー、アートスケープ、そして私は誰かと踊る

本サイトの参考文献『社会の芸術/芸術という社会』の紹介ページに、“竹田恵子による「ソーシャリー・エンゲイジド・アートとしての90年代京都における社会/芸術運動と『S/N』」と題するエッセイは、ダムタイプのメンバーだった古 […]

英国で表現の自由についての実態調査実施中

あいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」をめぐって起こった一連のアクション、リアクションで、表原の自由と「検閲(センサーシップ)」が改めて問題になっている。「行政は芸術を支援しつつ、その活動から一定の距離を保ち、 […]